2014/08/17

SRの決算からわかること。

久々のブログ更新です。
小生のブログはわかりづらいというご指摘も踏まえ、
改めさせて?いただきました。隔週で更新している、レポート
とは別にまとめさせていただきます。

埼玉県や川口市・さいたま市などが出資する第三セクター
の埼玉高速鉄道(SR)の平成25年度(2013年度)の決算が公表され、
各新聞社の埼玉版にも掲載されています。

決算状況は、こちらから。
当期純損益で、29.14億円(前期36.06億円)の開業以来毎年の
大赤字となっています。

普通の企業なら13期連続赤字では、倒産?!。しかし、SRは自治体も
絡んだ第3セクター方式のため、大株主の県と周辺自治体が、
毎年約70億~80億円の財政支援という名のほぼ税金投入により、
何とかこの会社を持たせています。

この鉄道の問題点は、莫大な建設費用による借金返済とくに利息
返済額がものすごいということです。新聞報道だと、当期純損益の
うちの半分が利息だということです。

もう一つの点は、営業収益の80%以上は運賃収入であるSRですが、
このうち定期外収入の伸びが鈍化しているということです。
つまり、運賃が高くて利用しないということです。

上記のことをいっても、利用者にとっては??となりますので、
わかりやすくいうと、東京メトロ南北線を利用して、荒川を超えた
とたん、インターネット(Wi-Fi)の接続が切れた・・・。
駅の扉が・・・、そして照明が暗いなど。
鉄道会社が変わるとこうもかと、イラッときた利用者も多いかと
思います。
受益者負担の原則を考えると、ただでさえ高額鉄道なのに、対価
の割にサービスが受けられない。これは、おかしいと思います!

埼玉県は、今後の県民のことを思うならば、県が負債を抱えても
東京メトロに施設と運営権すべてを譲渡すべきと考えます。

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