2007/09/24

年功序列制は日本の労働体系の弊害?!

本日民主党埼玉県連の研修会に参加してきました。
2005年の調査で、大卒で入社3年以内に会社を辞めて
(転職)しまう方は36%もいるという実態があるそうです。
講師のひとりである城繁幸氏は、年齢で給料や昇給が決められて
しまう(職能給)日本独特の年功序列制度が、若者の勤続意欲
を減退させてしまい、3年以内で大卒正規雇用社員が退社をして
しまうことになると、指摘します。
バブル崩壊後、企業は企業の利益を減らす人件費の高騰を抑制
するために、その時の若い社員たちの昇給を厳しくして、なかなか
昇給・昇格をしづらくしてきたが、一方で年配社員たちは、年功
序列(職能給なので原則給料は下がらない+定期昇給)のため
収入の格差は歴然となる。
また、追い打ちをかけたのが2000年頃からはやりだした、「成果
主義」の導入により、若手社員などは一生懸命働かねばならない
が、給料に跳ね返ってこない(年配社員は、定時におかえり)現実
を目にすることになる。
これでは、労働意欲を削がれ、自分の仕事の内容で給与も評価する
(職務給)会社への転職をする人が多くなるという仕組みになりつつ
あると、解説していました。
私の友達もそうであるように、多くが、外資企業への転職・就職が
目立っているようなきがする。
さらに、非正規雇用者を正規雇用者になかなかしない、もしくは、
フリーターを積極的に採用しないなど、企業の採用基準に、
「年齢と賃金は比例関係にあるから30代以上の非正規雇用から
正規雇用にすることは、難しい」と、仕事の内容で労働賃金が決め
られていない、日本の労働市場の考え方がおかしいと講師は指摘して
いました。つまり、日系企業では優秀な社員がどんどん外資系
企業へ流出してしまうことへ警鐘をならしています。
解決策としては、雇用者の意識改革と職務給への徹底をはかることです。
能力をもった中高年者も重要な将来の労働力になりえることです。
ですので、最低賃金云々ではなく、賃金は労働市場(労働者の能力と企業)
で決定できるようにすべきです。

2007/09/18

初質問

9/18本日、しらねにとって初めての一般質問をしました。
緊張しました、というか原稿を時間内に読み終えることができるか、
ということが気がかりでしたが、なんとか無事にできました。
いくつかの質問に関しては、前向きな答弁であったような気がします。

Q.自治体版内部統制を川口市電子自治体構想に取り入れることは?
 ←BPRを含め、実施していくとのこと

Q.費用対効果からの点であまり効果が見いだせない、
  現在の市民開放(キオスク)端末の今後は?
 ←廃止の方向で(検討)

Q.コミュニティバス事業で、タクシー事業者や観光バス事業者など
 の新規参入に、川口市の今後の対応は?
 ←積極的に推進していくとの事

Q.川口市の今後の国際交流の取り組みとしして、ディベート大会など
 の実施は?
 ←積極的に推進していくとの事

Q.不良行為少年に対しての呼びかけ運動の対処策として、
  行政内内部の連携とNPO等の協力は?
 ←21時以降には、ガーディアン・エンジェルス等に要請したのこと


川口市議会では、今現在、傍聴をしない限り情報がわかりませんので、
今回は、概略として速報でお伝えします。

2007/09/11

Remeber 9/11  6年前を振り返って

今このブログを書いているときにも、Ground Zeroの近辺では、2001年
のアメリカ同時多発テロで無念にも命を落とされた方々2,974名の名前
を読み上げている。
あの朝、私はちょうどBeacon Hill(Boston)にいた。まだ、アメリカ生活に
なれない時期で、ちょうどテレビをつけた時には、確かに黒煙が上がって
いた。 何か変だということは、テレビのキャススターの発言から感じていた
が、 何が原因でがまだわからなかった。

アメリカンエアーライン11とユナイテッドエアーライン175がBostonの
Logan Airportから、それぞれ7時54分、8時12分とアメリカの航空会社
ではいつものことだが、遅延して飛び立った。まさに、これら2機が、
ツインタワーに突っ込んだのだ。

大学について初めてテロという事実がわかり、その日は休校になり、
大学周辺は大渋滞になってしまい、わたしもただ友達に連れていかれる
がままに。

今思うと、あの日のアメリカ人は深い悲しみに包まれていて、その人々の
痛みは私にも十分というほど感じた。なぜ、突然無差別に。。。
初めて、いやアメリカはじまって以来2度目の奇襲攻撃であったから、
徐々になぜ、アメリカがこんな目にあわなければならないのかという機運
が学生だけでなく一部のポリサイ(政治科学)の教授陣からも感じた。
アブノーマルな状態である。あれだけ合理的に考える人たちが、マヒして
いる。。。その時は、なにも私は言えなかった。自国が攻撃されることの
怒りを、私は他国で感じたからだ。広島・長崎のあの当時の気持が少し
わかった感じがした。
ただ、私にアメリカ史をやる気にさせたのも今思うと、この事件がきっかけ
になのも事実である。

 先月、21日にCIAのヘイデン長官は、米同時多発テロ発生前の対テロ
情報収集・分析体制を評価した内部監察報告書の一部を公表した。
報告書にはアルカイダに関する情報収集などが不十分だったためにテロ
を未然防止ができなかったと当時のテネット長官ら幹部を批判した、独立
委員会勧告の内容だ。
 テネット元長官が対テロ活動のプライオリティを高くせず、テロ組織の
情報収集や追跡などの対策が不十分であったとの事。また、CIA部内や
FBIなどの他の機関との情報共有や連携が不十分だったということも
分析した。そして、よく言われているとおり、モハメド被告が米国に工作員
を送ろうとしていたという信用できる情報を2000年に米国の機関はつか
んでいたことも明らかにした。

米国民は、国防は徹底していると思わされていたが、この事実を知ってどう
感じるのか明日にでも、現地の友達に聞いてみようと思う。

同時多発テロによる被害者は、2,974名 : WTCで2,750名 、ペンシルバニア
で40名、ペンタゴンで184名 であるが、これらは、 ハイジャッカーの19名は
含まれていない。  
あらためてご冥福をお祈りいたします。

2007/09/08

ゼロからの風

9月5日(水)に駅前行政センターの上メディアセブンで、飲酒運転に
よる交通事故をきっかけに法律を新設するまでにいたる現実に
あったストーリーを映画化した「ゼロからの風」の試写会があり、
フィルムを鑑賞した。
公式サイト: http://www.zero-karano-kaze.com

この映画のは、モデルにされた鈴木共子さんが同様の交通事故
被害者家族たちと署名運動をし、 国会に行き、ついには
「危険運転致死傷罪」を新設するきっかけまでさせた。
その後、亡き息子と同じ人生を歩もうと、3度の受験の末早稲田
大学へ入学したのだ。内容は、フィクションも交えてであります。

「ドライバーは、いつ交通事故の被害者または加害者になるか
わからないが、脅迫交通事故犯は、以前に交通違反等を犯して
いる経験がある人が多いとのことだ。問題は、交通事故の加害者は
業務上過失で、通常の罪よりの軽くなってしまうことがあったのだ。
だから、交通事故の加害者は、再犯の確立が高いのだ」と、田中好子
さん演じる茂木さん(交通事故被害者の母親)がいうのが、非常に
私の胸についたメッセージだった。のちに、土屋哲男プロデューサー
とお話をしたときに、「子供にこの映画をみせたいなぁ」という言葉は、
まさに交通事故教育が必要ということを改めて感じた。なぜ、飲酒
運転がダメなのかを小さい頃から頭に焼き付けたら、少なくても
将来ドライバーになったときは、あの時のことを思い出すだろう。
川口市でも幼稚園園児が卑劣な交通事故犯によって痛ましい死
になってしまったこともある。 
乗車中眠気がさすと、この映画が頭の中に浮かんできてしまう。

川口メディアセブンにて『ゼロからの風』を上映します。
日時:9月22日(土)・(日) 10時、13時、16時~
場所:キュポ・ラ7Fl. メディアセブンプレゼンスタジオ